【デュエルリンクス】KCカップ1st stageを突破した、無課金月光デッキを紹介!!
2020年6月のKCカップが終え、一週間が経ちました。新パックも発売し、なおのことデュエルリンクスが盛り上がっていくのを感じる今日この頃です。
さて、今回は、KCカップ1st stageを突破した、無課金の月光デッキを簡単に紹介したいと思います。
本選出場には、手が届きませんでしたが、環境デッキと渡りあえる月光のポテンシャルを十分に感じました。ボックス1〜2周で組めるので、初心者の方や無課金の方にオススメのデッキとなっております。興味がある方は是非握ってみてください!
自己紹介
まずは自己紹介を簡単に (若干長いので、飛ばして頂いても大丈夫です)。
幼い頃にアニメ「遊戯王 デュエルモンスターズ」に影響されて以来、長年紙のカード(以降OCG)で遊んできました。途中、触れてなかった時期もありましたが、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラム、リンク、とすべてのマスタールールを、一通り経験してきました。
この春から社会人になり、紙のカードを触ったり集めたりする時間がなくなったことと、コロナウィルスの影響で対面のカードゲームの試合が行われにくい状況になったこともあり、五月からデュエルリンクスを始めました。
紙のカードにかなり課金してしまった苦い経験から、とりあえず現在(2020/6/25)は無課金でプレイをしています。
必死のジェム集めが功を奉し、インストール後1ヶ月程度を要し、つい最近、デュエルキングになれました。
初心者の方や無課金の方が、楽しんで遊戯王を続けられるように、日々のプレイで得た経験を発信していく予定です。よろしくお願いします。
レシピ
以下がレシピになります。KC期間中、マイナーチェンジを繰り返していましたが、結局この型に落ち着きました。
まだまだ改良の余地はあるかと思いますが、ひとまずこの構築について、解説していきたいと思います。
まず、枚数についてです。20枚以上だと、狙ったタイミングで引きたいカードが引けず、月光の強みである<<月光翠鳥>>の1ドローが活かせないことが多くありました。デッキを厚くしたライロとの混成型も見かけたし、試しましたが、手になじみ勝率が高かったのは結局この型でした。
以下では、スキルと採用カードについて簡単に解説していきます。
スキルについて
今回は、「融合の使い手」を採用しました。ライフポイントを1000失うごとに、ドローフェイズのドロー後に、手札一枚を<<融合>>に変えることができます。
月光は、融合モンスターを主軸に戦うデッキですが、融合できなければ、打点の低いただの下級ビートに成り下がります。
<<月光黄鼬>>によって<<月光融合>>のサーチもできますが、<<月光黄鼬>>を落とすギミックが手札に揃っていないと、この効果は使えません。
このスキルを使うことで、ライフポイントを失うという、「比較的コントロールが効きやすい条件」で、融合を手札に加えられるので、事故の緩和や突破口を切り開くのに大いに役立ちます。
また、ドローセンス系のスキルと違い、手札を一枚デッキに戻すというのも、地味に役立ちます。「現状役に立たないけど、後で引いたら強い」、みたいなカードを戻せるのが、痒い所に手が届く感じでナイスです。
実戦では、盤面が有利な時に<<カイトロイド>>を戻したり、月光モンスターが手札にダブついてて、デッキから落としたい月光モンスターが少ない時に、<<月光紅狐>>を戻したりしてました。
各カードの採用理由
次は、各カードの採用理由です。無課金ならではのチョイスもありますが、使ってて普通に強い場面も多かったので、ひとまず紹介したいなと思います。
月光紫蝶
テンプレートではあまり見ないカードですが、地味にいい仕事をします。強かった点としては、墓地に<<月光紅狐>>を送れず、打点が足りない時に必要なワンプッシュを補ってくれたことです。
例えば、ブラックマジシャン相手だと、<<月光融合>>でデッキから素材を墓地へ送れる機会が少なく、従来の型でワンキルを狙うためには、<<月光紅狐>>を素引きしていないといけないことが多いです。
しかし、<<月光紫蝶>>のパンプアップで3400打点になった<<月光舞猫姫>>で、二回攻撃効果を適用できれば、<<マジシャンズ・ロッド>>と、ブラマジを殴ることで、キルが狙えます。ブラマジが守備表示で出ているときも例外ではありません。
また、②の特殊召喚効果も重宝しました。 例えば、<<月光翠鳥>>のドロー効果で<<月光白兎>>を引いたとします。この時、<<月光白兎>>を場に出して、バックをはがせればワンキルできるかもしれない、という場面だとしますり
この時、手札または墓地に<<月光紫蝶>>を用意できていれば、<<月光白兎>>を場に出すことができます(手札にいるときは、<<月光翠鳥>>などにパンプアップ効果を使い、墓地に送りましょう)。
一方で。このカードのおかげでキルを取れた試合があるは事実ですが、このカードが光らなかった試合があることも事実です。
融合素材にした時のメリットが、他のカードよりも薄かったり、素引きで二枚引いてしまうのが弱かったりもします。キル仕切るタイミングでは輝く一枚ですが、事故緩和や負けない為の一枚かと言われれば微妙です。本レシピでは2枚採用としていましたが、0〜1枚でも全く問題ないかもしれません。
ただ、このカードの強さや弱さを知らないまま、テンプレだけを回すよりは、一度このカードを使い、メリットとデメリットを体感した上で取捨選択をする方が、月光というデッキの性質も理解できると思います。
クリボー
個人的に一押しのカードです。<<月光紫蝶>>を減らして、このカードを増やした方が強かったかもしれません。
単純にカイトロイドの3枚目として使うことがメインの用途です。カイトロイドと一緒に引くと弱く感じたので1枚だけの採用としましたが、2枚〜3枚の構築も試すべきだったと反省しています。
その他の点としては、月光モンスターを攻撃表示で出す時のプレッシャー緩和が挙げられます。
月光の融合モンスター2体は、それぞれ戦闘破壊耐性と、対象に取られないという耐性を持っています。しかし、同系の月光紅狐だったり、不知火の戦神だったり、こちらの融合体の上から打点を荒稼ぎするカードも環境に多く存在していました。そんな中、クリボーを握っていると、縦で<<月光舞猫姫>>を出すプレッシャーが減り、多少余裕を持って殴りに行けます。
また、融合の使い手を使用するために、ライフを削った後でも、無理なく月光融合体を立てられるというのが、とても強いと感じました。
http://mskmktlove.hatenablog.com/entry/2020/06/20/082234
こちらのデッキは、KCGT19位の方が使用した、月光デッキです(記事もめちゃくちゃ刺激&勉強になるので是非読んでください)!クリボールが3枚採用されています。防御札引きすぎても、ターンを稼げる分勝率が上がるということなのかもしれません。
また、それよりも防御札を切れる場面を増やせるメリットの方が多いのかもしれません。いずれにしろ、この選択が結果を出しているということは、深い考察に値します。
また、クリボーよりクリボールの方が、やはり強いことも確かでしょう。サイバー・ドラゴンの融合体を、複数攻撃の途中で寝かせられるのは、とても強いです。クリボールではなく、仮にクリボーを握っていた場合、ランページを1回止められたとしても、残り2回を防ぎきれずに負けます。環境にサイバー・ドラゴンが多く感じたので、クリボールの3枚投入はなおのこと必要だったのかもしれません。
各環境デッキとの相性
簡単にですが、環境デッキとの相性を書き残しておこうと思います。所詮1ヶ月しか環境を知らないので、研究次第で有利不利は変わるもしれません。あくまでも、今回のKCでの勝ち負けから、「私がプレイして、私が感じた」有利不利を記します。
・やや有利 ブラマジ、不知火、HERO
・5分(先後に依存) BF、月光、ドラグニティ
・苦手 海クリストロン、サイバー・ドラゴン、デスペラード、エレメントセイバー
ざっとこんな感じです。はっきり「有利」と表現しなかったのは、引きやプレイング次第で普通に負けを量産することがあるからです。
例えばブラマジ。やはり普通に負けることもあります。勝ち筋としては、融合を手札に抱えるか、早期に打点3600の<<月光舞剣虎姫>>を置いとくかだと考えています。勝ち筋を再現できない時、例えば、相手の罠が強かったり、ナビゲートが複数落ちているようなときは、なかなか勝てません。
一見、月光というテーマは、 1.耐性持ちの融合体を出して、 2.殴る だけの単純なデッキに見えますが、判断一つで勝ち負けを左右する、扱いが難しいデッキのように思いました。
最後に
機会があれば、各環境デッキとの戦い方みたいなのも、詳しく書きたいなと思っています。特にブラマジや不知火は、罠の読み一つで勝ち負けが大きく変わるので、プレイングがめちゃくちゃ大切です。
実戦一回一回から無駄なく吸収し、それを積み重ねていくことが、勝利への近道だと感じました。正直まだまだ足りていないというのが、今回のKCの感想です。
また、この1ヶ月はリンクスを始めて間もないということもあり、無課金でプレイしてきましたが、やはり課金できるに越したことはないです。クリボール3枚試したい!と思った時に、アルティメットライジングを引くためのジェム集めから始めたのでは、到底KCのための調整が追いつきません。KC走ってる時に、クリボールが欲しくなったときは、なおのこと。大人しく違うカードを試すか、元の「未完成デッキ」を握るしかありません。
ただ、私はもう少しだけ、課金なしでプレイしてみようと思います。紙のカードという、交換可能な資産のようなものに課金するのは理解できるのですが、現実世界で交換不可能かつ、儚く消える可能性のあるデータに課金するのには、まだ若干抵抗があります(この話もいつか深掘って記事にしたい)。
それでは、良いリンクスライフをお送りください。ご一読いただき、ありがとうございました。