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【読書記録/レビュー】「秒で決めろ!秒で動け!」がすごい!〜今をときめくYoutuber ラファエルの、注目のビジネス書〜

今回は、今をときめくYoutuber、ラファエル氏のビジネス書、 「秒で決めろ!秒で動け!」について、ご紹介します。

ラファエル氏は、覆面にパーカという独特のスタイルと、 地上波では放映できないようなアウトローな動画で、 一躍大ヒットしたYoutuberです。 私も、時間があった大学生時代によく視聴していた覚えがあります。

そんな彼ですが、 実はサラリーマン自衛隊として働いていた過去を持ちます。 さらに現在は、Youtube以外にも事業を手がけ、 一人の経営者として幅広く活動しています。

誰もが注目する個性的なYoutuberが書いた本とあれば、 一度読まないわけにはいきません。

この本はさらっと読むこともできますが、役立つエッセンスは盛り沢山です。 今回は、その数あるエッセンスの中でも、 タイトルである「秒で決めろ!秒で動け!」と関連性が高く、 すぐ仕事に生かせそうな部分を、抜粋してご紹介します。 それでは参りましょう。

「躊躇」や「迷い」に時間をかけると、成功はどんどん遠ざかる

選択は早い方がいいということが、この本ではしきりに取り上げられています。 それはどうやら、ラファエル氏の営業マン時代の経験に基づいているようです。

営業マンラファエル氏が、現場で感じた「成功している人」というのは、 「資料を作り込んでお客さんに会いにいく人」ではなく、 「資料も作らず、スピード重視でお客さんに会いにいく人」でした。

そんなラファエル氏が、取引先に、「なぜ我が社と契約していただけたんですか?」 と聞くと、「一番に君が来てくれたから」と答えるられたそうです。

このエピソードは、慎重に物事を考えたくなる僕には、 とても印象的なものでした。

この本を読み終えたばかりの時、 このエピソードは、営業の仕事ならではのエピソードのようにも思えましたが、 よくよく考えれば、 クオリティではほとんど差がつかないような勝負全般に当てはまりそうです。

そして、自分が思っているよりも、 実はクオリティで差がつかないような勝負は、 世間に溢れているのかもしれません。

だからこそ、悩む前に行動した方がうまく行く場合が多いのかもしれませんね。

マネすれば成功できるのに、それをしないやつはナンセンス

ラファエル氏は、営業時代もYoutuber時代も、 成功している人のマネをすることを重視していました。

営業マン時代は、尊敬する上司の真似をしており、 その人を参考にしている時は、スキルの上達も早かったように感じると言います。

また、Youtuber時代は、 海外の人気Youtuberのマネをしたものが多数あったと言います。 マネをすることで、再生数を稼げるだけでなく、 動画制作のノウハウも同時に学ぶことができます。

このように、マネをすることで瞬間的に成果が得られるだけでなく、 自身の成長にも繋がります。

故に、マネをしないやつはナンセンス、ということです。

この本ではさらに興味深いことに、 独特な絵を描くピカソも、 デッサンが非常にうまいということが紹介されています。 独創性が評価の対象になる芸術という分野の巨匠ですら、 マネの極意とも言えるデッサンを大切にしているのです。

もう10年ほど前になりますが、 中学の国語の教師に、「学ぶとは真似る」ことだ、 と教わった時を思い出しました。

これは、マネをすれば学習もできるから、 一石二鳥という単純な意味合いではありません。 実は、「学ぶ」という言葉は、「真似る」という言葉と、同じ語源なのだそうです(リンク先をご参照ください)。 http://gogen-allguide.com/ma/manabu.html

学ぶことの本質は、マネることにあるということが、 言葉の語源からも分かりますね。

私も、配属先の部署でお手本になる人を早く見つけ、 その人のマネをすることから、 社会人としての一歩を踏み出しそうと思いました。

悩んで、恐れて、何もしないのが一番の損だ

社会人には、様々な悩みが絶えないということを紹介した上で、 ラファル氏は次のように述べています。

<前略> 逆にこうした悩みがない人は、いろいろな心理学の本を読んでみると、 ①基本的に適当な性格 ②悩みを話のネタにしてプラスにしてしまう ③ほかの人と比較する気がない ④楽しいことばかり考えている ⑤悩んでいる時間がもったいない ⑥「成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと」というポリシーを持っている という6つの特徴を持っているらしいです。 実は僕もまったく悩みを持たない人間です。 もし悩みが発生しても、その度合いはコンビニで、どのガムを買おうかなと思う程度。 そんな悩まない性格の僕は、心理学の本だと⑤と⑥が当てはまります。

悩んでいる時間は、何も産まないし、 何も行動しなければ、何のフィードバックも帰ってこないので、 次に繋がりません。 何もしないことは、 単に失敗するよりも成功からは程遠い行為なのでしょう。

また、ラファエル氏はアース製薬の社長との対談で言われた、 印象的な一言を紹介しています。

それは、

「若い人のミスくらいで会社は潰れないのだから、どんどんチャレンジしてミスしてほしい」 という言葉です。

もちろん、若い人のミスで会社を潰すこともあるかもしれませんが、 若手がそのような重要なタスクを振られることはやはり稀でしょう。 自分の仕事が重要である可能性はかなり稀であるにもかかわらず、 若手はミスに敏感過ぎるのかもしれません(かく言う僕もそうですが)。

悩んだり、恐れたりすることは、ミスをして怒られるよりも、 よっぽど損だと考えれば、 素早くメリハリを持って仕事ができるような気がします。 このようなマインドは非常に大切だと感じました。

最後に

いかがだったでしょうか。 本記事では、覆面Youtuber、ラファエル氏のビジネス書、 「秒で決めろ!秒で動け!」を抜粋してご紹介しました。 アウトローな動画を連作していたラファエル氏ですが、 彼なりのポリシー(しかもとても参考になる)に則って生きているということが、 この本を読んでわかりました。

私にとっては非常に大きなギャップに感じましたが、 成功者に共通するマインドがやはりラファエル氏にも備わっており、 だからこそ現在のような成功があるのだと理解できました。

この本には、上記で取り上げた内容以外にも、 参考になる話が盛り沢山です。 本の最後には、ラファエル氏から、 読者を叱咤激励するメッセージが載せられています。 是非皆さんも、実際に手に取って読まれてみてはいかがでしょうか。

秒で決めろ! 秒で動け! ラファエル式秒速タイムマネージメント [ ラファエル ]