Hyper-Positive-Diary

TWICE/遊戯王/バイオインフォ/読書記録/アニメの感想等を走り書きします。

【読書記録/感想】國分利治の地道力がすごい!~誰でも自己投資がしたくなる本!~

首都封鎖がさわがれる中、外出して活動する機会が減りました。 引きこもり生活がとてもはかどっております。 この機会に読書を習慣づけられたらなと思う日々です。

さて今回は、美容院「アース」の創業者として知られる、國分利治さんの自叙伝、『地道力』について紹介したいと思います。

この本では、アースを世間に知らしめるまでに、國分さんが積み上げてきた努力が語られています。のうのうと生きてたらダメだ、と読み手側が強く自覚させられる名著です。これを読んだ人は國分さんのエネルギーに背中を押され、きっと今すぐ自己投資がしたくなるはずです。

地道力新版 目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない! [ 國分利治 ]


感想(1件)

とてもコンテンツが濃い本ですから、全て内容を紹介し切ることは不可能です。

今回はこの本で取り上げたいいくつかの項目を抜粋して、紹介していきたいと思います。

休まず働け

20歳だった國分青年は、当時付き合っていた彼女に、「25歳までに社長になって迎えにくるから、待っていてくれ」と言い残し、地元福島から離れ上京し、歌舞伎町の美容院で、住み込みの見習いとして働き始めました。当時は髪を切った経験もなく、美容師として全くのど素人。その自覚があった國分さんは、元旦以外の休みの日を返上し、10年以上、休まず働き続けたと言います。

そうすると、周りの目が変わってきます。あいつは「休まない派」の人なんだと、一目置かれるようになります。さらに、「休む派」の人に対して、「俺は休まない派」なのだと自信が持てるようになります。

休まないことで成長が速いだけでなく、周りから一目置かれる上に自信が持てるようになる。これはきっと成功の正のスパイラルにハマっていて、努力が楽しくなる状態のはずです。

闇雲に頑張ることが、否定されがちな昨今の風潮の中で、「休まず働く」ことは、他人との差別化を図る上で重要な要素になるかもしれません。社会人になって停滞間にまみれてしまった時は、もう一度この本を手に取ってみたいものです。

自分が「原因になれ」

國分さんの理論で眼から鱗だったのが、「原因」・「結果」・「条件」の理論です。

「原因」があって「結果」があります。しかしその間には、「条件」が介在しています。そして条件には、人、モノ、金という3つの「要素」があります。

ここで、「自分」とは、原因・結果・条件のどこに入っているでしょうか。

自分は、「原因」に含まれます。

そして一般人は、「結果」を「原因」ではなく「条件」のせいにしがちだと言います。例えば、

「 店が流行らないのは立地が悪いから(条件=モノ)」

「 リピーター率が悪いのは、いい美容師が店にいないから(条件=人)」

といった具合です。

悪い現状という、ある種の「結果」を好転させるには、「原因」=「自分」を変えるしかないのです。

しかし条件を原因だと思っている限り、自分に進歩はありません。おのずと結果もついては来ません。もちろん好条件を得る工夫を施すに越したことはありませんが、条件を変えることより、自分の考え方を変えるほうがはるかに現実的です。

賢いふとは、結果を分析しようと、屁理屈で「条件」を洗い出したりしがちですが、まずは自分の行動や考え方を振り返る癖をつけたいモノです。

 \bigtriangleupで評価するな

「成功するひとは、 \bigcirc \timesの答えしか持ってない人」という言葉が、僕にぐさっと刺さりました。

評価が \bigcirc \timesでなく、曖昧な人、例えばこんな人は、 成功できないと言います。例えば、

「どう?仕事頑張ってる?」「はい、自分なりに頑張ってます」

「結婚してどうだった?」「あ、まぁまぁです」

「毎日楽しい?」「あ、普通ですね」

という受け答えをしている人がそうです。そして、まさに自分でした。

 \bigcirc」ならば、次の目標に向けて新たな挑戦が始まります。 「 \times」ならば、自分の「原因」を深掘りし、次回の結果につなげることができます。しかし、 \bigtriangleupという、可もなく不可もなくの評価は、次のステップに繋がりません。

また、 \bigtriangleupは、自己否定がしっかりできていない人だと言えます。現状に満足していては、成長することはできません。目標を設定し、「 \bigcirc」か「\times」か、結果をシビアに評価できて初めて、成長への次の一歩が見えてくるのでしょう。

自分が主演の映画を撮っている気持ちで生きろ

現状苦労していたとしても、人生が楽しくなるコツは、自分が主演の映画を撮っているように生きることだろ言います。

映画は、山あり谷ありのドラマチックなものの方が面白いですよね。 自分の人生談も、ゆくゆく誰かに聞かせてあげたときに、 苦難の時期とそこから盛り返して手に入れた楽しい時期があったり、 誰も経験したことないような体験をしていたりする方が、きっと楽しいと思います。

彼女との約束のために、10年間休まず働き、従業員を2000人以上抱える経営者になったという國分さん半生も、 いかにも映画になりそうな、ドラマチックな人生ですよね。

広い世界の One of Them なのだと自覚し、人生が凡庸のように思えていましたが、この言葉に勇気をもらったように思います。

最後に

國分さんの趣味のひとつにサーフィンがあります。僕の故郷である千葉県鴨川市に、「鴨川サーフィンクラブ」なる施設があるのですが、実はこの建物は國分さんが建てたものでした(この本を読んで初めて知りました)。

superceo.jp

また、僕の大好きな恋愛バラエティーショー 「 バチェラー」 の、最初のローズセレモニーが行われるロケ地でもあります(バチェラー についてはまた別に記事を書きます笑)。

summer-century.com

実は友人に勧められて買った本でしたが、國分さんとのひょんなつながりを見つけたことで、より一層忘れられない本になりました。この本を読んだ経験が、僕の成功談につながるったら、楽しい映画になるなと思い、さらにモチベにつながっています。

今回紹介した教訓は、ほんの一部です。実際には64にものぼる項目が、國分さんの体験に基づいて紹介されています。この本に興味が湧いた方は、是非実物を手に取って読んでみてはいかがでしょうか。

きっとこの本との出会い自体が、あなたの人生を楽しくする「ドラマチックな体験」になると思います。